Life of T

アメリカ・ボストンでの生活のこと


暇潰日記「やることチューニング」

何かを物事に取り組むときに、100パーセントで取り組むことが正しいと思っていた。

だから、何か、プレゼンとか、そういう”キメる”場面で準備不足の人を目にすると、その準備不足の状態がその人の最大の能力だと決めつけていた。(テヘ)でも、そうじゃない。その人なりの力の加減があることもあるのだ。

大人になるにつれて、責任が増える。仕事とか子育てとか家庭とか介護とか自分の人生とか、どれが1番ということはなく、どれも大切なのだ。そういうときに、全部100パーセントという思考でやっていると、破綻する。だからDJのチューニングみたいに、今はこの部分のボリュームあげて(イェーイ)、これは下げておこう(フゥー)とか、そういう調整が数年単位でも1日単位でも必要になる。

そういうことを知らなかった。最近、子育ての傍で相談員のボランティア活動を始めて気がついた。研修制度が整っており、月に何回も講座やフォローアップがある。昔の自分が、全部に出席して最初の相談までに知識だけは完璧にしておかなければならないと語りかけてくる。でも今は、そんな昔の考え方に心拍数が上がりつつも、でも、いいんだよ、今は子育てメインで、1個でも10分でも何かを学べたならそれで120点満点だと、暴れかけた昔の自分に一旦椅子に座っておとなしくしてもらえている。

70~80点くらいでいい。それを聞いて、いや狙えるなら100点を狙わないとでしょ、と思っていた。確かに、100点を狙った方が自分の能力は上がる。この一本集中型がいいと思う人もいるだろう。でも70点で心穏やかに、他のこともバランスをとりながらやることもひとつのやり方だと気が付いた今週でした。



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