「土曜の朝から自分の身体のためにこの場に来たことそのことに意識を向けること、これはとても大切なことです」ピラティスの先生からのありふれた言葉が心に染み渡る。自分が自分のために行動を起こしたということをそのままどこかに流してしまうのでなく、受け止めておく。この積み重ねで人は自分を好きになっていけると思う。
ということはさておき(メモしておきたかっただけ)、最近我がアパートで土曜の朝に無料で隔週でピラティスとヨガのレッスンを受けられることになった。(逆にコワイ)他にもやりたいことがあり迷っていたところ、せっかくならやってみたら、と夫氏に背中を押され、出席してみた。今週はヨガの回だし深く息を吸って、穏やかな朝を過ごすのもいいか、なんて次第にワクワクしてきた。
時間になってジムに現れたのはガタイの良い、かっこいい女性だった。そして言った。「時間なので始めましょう、今日はピラティスをやっていくわ。(え?)コアを意識しつつ・・の手法も使って・・20秒・・10秒・・(HIITってこと?)Blah Blah Blah・・」ちゃんと聞き取れなかったが、とりあえず、穏やかな朝がジムの外へ逃げていった。
結果、20秒ハード10秒レストつまりHIIT(High Intensity Interval Training)を8セット、を7セット(コア、コア、脚、脚、脇、腕、全身(ビーバー))やらされた。とほほ。最後のチャイルドポーズとシャバーサナで、これよこれ!これがやりたかったんだとスーハースーハーとヨガの世界へ旅立っていたら、いつのまにか周りの人たちは座っての呼吸にうつってた。あはは。
なんだろう、アメリカのピラティスは日本のような柔らかい空気が全く流れない。(サンプル数、1←)日本でやるピラティスももちろんきついのだけれど、じんわりと芯から汗をかいていく感じで、さらにはきつかったら無理しないでくださいね、という気遣い付きだったように記憶する。
対して今回は、ガンガンビートの音楽に「限界を超えてゆけ!」「強さを感じろ!」という叱咤激励つき、一応低強度バージョンも紹介はされるが、高強度をゴリ押ししてくる。追い込めるだけ追い込んで強くなれるだけ強くなろう方式である。明日のコンディションのついてなど考える余地を一切与えない。
これで怪我をしたらあなたは責任をとってくれるのか?とちょっとついていけない自分の不甲斐なさと無慈悲にも追い込んでくるインストラクターに怒りながら、いや自分を守るのは自分しかいないんだ、と何度も脳内会話を繰り返す。そして外的プレッシャーに負けることなく、最近痛めた手首を庇ったり、腰が砕けそうになったら一旦休んで、自分のペースとコンディションを大切に進めることに成功した。(よくやった)
きつかったが、ヨガでは見えない世界を見せてくれた。子育てをしているとつい温存に走りがちなところ、とことん1時間追い込むことができた。強くなった、と思わせてくれた。あはは。そしてその全能感のおかげか、プールで数年ぶりに200m個人メドレーを完泳することができた。いまは全身の筋肉痛に苛まれ弱った小鳥のようにソファに座っているが、それは強くなった証だとポジティブに捉えられている。
追い込むってこんなに清々しいことだったんだ、穏やかな朝の代わりに溌剌とした朝がやってきてくれた今週末のことでした。
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