Life of T

アメリカ・ボストンでの生活のこと


暇潰日記「フィードバック給水」

フィードバックはいいもんである。自分のやっていることは合っているのか?と常に揺れている心の指針となるのだ。今回はそんなことを感じた出来事を2つ、記録しておこうと思う。

まず1つ目、これは息子の成長である。本を読むことが苦痛だった。話しかけることが苦痛だった。どこかの研究で語りかけることが脳の活性化に良いことはわかっていたけれど、話しかけても、本を読んでも目に見える変化が一切ないのだ。これはお花に話しかけると枯れた花が復活するとか、そういうレベルに意味のないことなんじゃないかと思っ、いかけた。

それでもいま、彼の世界を言葉で彩れるのは自分しかいない(フガフガ)と、本を読んだ回数をカウントしたり、なんとか自分を奮い立たせて暖簾に腕を押し続けた。そうしたら、あった。ワンダホーイミテーションワールド。ある日ふと、読むのを止めてみたのだ。「雨」・・・・「ダーダー」・・・(((o(*゚▽゚*)o))) 歓喜ッ!今では本を読むことが毎日の楽しみである。

2つ目、これは31歳の誕生日のときのことである。夫氏が、「30歳の1年はどうだった?」「今、どういう気持ちですか?」一応興味を持って聞いてはくれるのだが、なぜか気がつくと夫氏が、自分がいかに変わったかを嬉々として話しているのだ。どーん。

夜の23時ごろになってふと、いまだ自分の話をし続ける夫氏(笑)を遮って、勇気を出して聞いてみた。「夫氏が変わったのは十分わかったんだけどさ、夫氏からみてわたしはこの1年で何か変わったと思う?」「・・・」これでワカラナイとか言われたら絶望してまうから頼むぞ、と心の中で天に祈る。「そうだねェ、、、」ジリジリ。「うん、変わったと思う。色々と続いているよね。去年はじめたことが。アレとかコレとかソレとか。今までとは違う何かを感じる。友だちも増えた。あとは息子氏のお世話をしながらよく感情を取り乱さないな、とか思ったかな。」ポッ。

地味なことの連続の日々、自分で自分を信じるだけでは足が重くなることもある。でもこうやって、給水ポイントがふと訪れることもあるし、はたまた、自ら沿道に水を乞うてみるというのもたまには良いなと思ったある週のことでした。



コメントを残す