パスポートの有効期限が近い。ああ、めんどくさい。めんどくさい。そろそろ取り掛からないとだよ、とフルーツバエの知らせがあったので、おりゃぁぁぁぁああああと、重量挙げをするような勢いで重い腰を上げ、申請書を作成した。
あとは写真、か。ああ〜、これまたいとめんどくさし。ああ、めんどくさい。めんどくさい。(うるさい)どこで撮れるのだろう。まあいいや、一旦、置いておこう。
そして1ヶ月が経った。パスポート有効期限まであと1ヶ月半、そろそろ本当で動き出さないともっとめんどくさいことが起きる気がする。(実際に、パスポートの有効期限が切れると戸籍謄本を日本から取り寄せるというイベント発生するので気をつけるべし)
教えて、Google。「アメリカ」「日本」「パスポート」「写真」う〜ん、パスポートの更新方法ばかりで、欲しい情報に辿り着けない。
仕方ないから「Passport」「photo」で検索をかける。そうしたら、一発で出てきた。なァんだ、CVSで撮れるじゃない。サイズはアメリカ用になってしまうけれど、日本用に自分で調整すればいいや。
パスポート用写真対応のCVSは、近くにあるのか?どれどれ〜。お、あったあった。Davisね。ちょうどDavisにあるHマートでポッサム用の豚バラを買いたいと思っていたところだった。公園も近くにあるし、息子丸を遊ばせてその後にCVSとHマートに行こう。こうしてカチカチッとパズルをはめていった。
朝からバタバタと外出の用意をして出かけた。ちゃんと写真用に眉毛も描いたし、襟付きの服も着た。産後で跳ねまくってる前髪もおさえこんだ。これから10年使うからね。あづい、、と思いながらやっとの思いでDavisに辿り着き、息子丸のエネルギー消費にまずは公園で30分、粘った。
そして大本命のCVSに向かった。早くこのデカタスクを済ませたい。気持ちがはやり、鼻息が荒くなる。ただ、ざっと見渡す限り、写真が撮れるようなブースはない。「パスポート用の写真を撮りたいのだけれど」店員さんに訊ねた。「写真撮る人、今いない。16:00以降にもう一回来て。今日の彼女のシフトは16:00-22:00だよ。明日なら11:00-15:00。明後日なら、9:00-13:00。水曜の人は腕が微妙だから今日か明日がいいと思うよ。」息子丸を連れて、今日もう一回来れるわけなかろうが。(怒)
今日写真を撮れなかったら、またしばらく寝かせてしまう気がするのだ。なんとかパズルを崩さないよう、他に解決策はないかと、家の近くのCVSがパスポート写真対応可能か調べた。(最初からそうしろ)可能だった。(あは)ああ、よかった。パズル壊れないで済んだ、ちゃんと身なり整えたの無駄にならなかった、と安心した。るるーン。
いつもの親切な店員さんがいた。自分で確認もせずにまっすぐその店員さんのところに向かい、訊いた。「パスポート用の写真を撮りたいのだけれど」
「今、壊れてて対応していないよ。」ガラガラガッシャーン、パズル、壊れる。サイトにパスポート写真対応と書いてあっても、いつでも写真対応しているわけではないのがアメリカである。
「でも、近くなら、向かいのモールのStapleでも対応しているよ。」なんと、有益な情報。信頼している店員さんだけある。CVSの株がどん底に落ちて、また少し上がった。でも今日はもう無理だ、歩きまくって足がガクガクしているし、気力がない。
次の週の月曜日。パスポート有効期限まであと1ヶ月。今週こそは、写真を撮って、領事館での申請を済ませるのだ。今までのCVSでの経験から半信半疑でStapleに向かう。Stapleは文房具屋さんに少し家電屋さんがくっついたようなお店で、同じバランスのお店は日本にはないように思う。髪のセットはやめた。襟付きは着た。眉毛は描いた。あまり気が乗らない。
「パスポート用の写真を撮りたいのだけれど」(3回目)ナマケモノみたいな顔なのにマッチョな兄ちゃんスタッフに訊ねた。「こっちだよ」・・・この反応を待っていたのだ。ありがとう、と握手したい気持ちになった。
「アメリカのパスポートでいいんだよね?」この聞き方は?と少し違和感を感じたが、「そう」と返す。「あ、でも顔をMAXの大きさにしたい。日本のパスポート用に加工をするから」「日本のパスポート用の写真にもできるよ」なんと!!!先ほど感じた質問の違和感にも納得がいく。どの国のパスポートにも対応できるソフトを持っているようだった。こんなサービスがアメリカにあったなんて、と感動した。
しかも、写真をカットもしてくれる。何度か、多分4枚ほど、失敗したようで、わたしの顔写真がゴミ箱に何回か葬られていた。あはは。途中で仲間にこれ暗すぎないよね?と確認していたり、本当に受理してもらえるものを撮ってくれたのか?と領事館で提出が完了するまで不安だったけれど、ちょうど昨日、無事に受理された。

アメリカで日本のパスポート写真を撮らなければならない場合は、Stapleをお勧めする。写真2枚カット付き、19ドルであった。ということだけが、この日記で伝えたかったことです。
ずっと、かれこれ1年くらい、やらなければと思っていたことを済ませられて、100人の前でプレゼンを終えたような、そんな気持ちになった今週であった。
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