Life of T

「メタモルフォーゼの縁側」という映画をみたある日、わたしの中のリトルミーが暴れ出した。BL漫画好きの主人公うららちゃん（芦田愛菜）が、勇気を出して自分でBL漫画を書き上げ、コミケを目指すというストーリーなのだが、その決してうまいとは言えない絵にリトルミーがわたしに問いかけてきたのである。

「君はこれだけ純粋に好きなこと、できるんかオイ？」と。（マイリトルミーの口調は厳しめ）ウッ！答えはノー、であった。

好きなことを胸を張ってできなかった。だって、もっとうまい人がいるから。自分なんて、、と人からの目を意識して、せっかく自分の中に芽生えた好きに目を向けることができないでいた。それどころか、芽生えそうになる蕾を必死に摘んでいた気もする。あはは。

でも、映画の中のうららちゃんはその自分の好きという気持ちを大切に、一生懸命、漫画を描いていた。もっとうまい人がいるからやめておいた方がいいよ、と誰が言えるだろうか。その彼女の輝きに、わたしの汚れ腐った心が焼け焦げた。

「漫画を書くのに才能が必要なの？」うららちゃんのお友達のおばあちゃんが言った。何をするにもトップでなければいけないのだとしたら、大谷翔平以外、野球やらないでください、となる。（それだと野球が成り立たないことは置いておこう）ミズノプロのグローブを毎日丁寧に磨き、枕元に置いて寝るような野球少年だった双子の兄が野球をできていなかったら、そんなに寂しくつまらない世界はない。

そしてわたしも決めたのだ、ブログをはじめよう。誰かと比べてどうか、うまいか下手かは関係ない。好きだから、書くのだ。がはははははぁ。

と、やってみたら日記が１年続いたお、というお話でした。週3更新から徐々に週2、週1となり常に終了の危機に晒されていますが、わたしの中のリトルミー（うららver.）を大切にこれからも楽しんで書いていきたいです。こんな自己満足な日記をいつも読んでくださりありがとうございます。