いま、私の目の前には大きな船がある。どんな景色が見えるのだろう、とこれからの航海に胸をときめかせているのだ。
最近、この職業いいかも!なァんて思い始め、夢が膨らんだ。大学を卒業して以来、人生の迷える子羊になっていたので、ようやく自分の力でやりたいこと、熱意を感じられることを見つけたかもしれないとワクワクした。しばらく思い悩んでいたことが解決したわ、フゥ〜っと椅子に座ってその大きな船を眺めながらワインを飲んでいたところだった。
しかしおかしい、その船が一向に動こうとしないのである。おおーい、どうしたんだい?と船に語りかけてみる。そして薄々と気がつき始める。
子育てや家庭との両立は?関連経験は?英語力は?コネクションは?お金は?働き先は?などなど実際に船を動かそうと思ったら圧倒されるほど解決しなければならないことがあるのである。
そういう、めんどくさい、どうしていいのかわからないことから逃げて期待に胸を馳せるだけの方が心地はいいだろう。実際に、人間は期待することだけで満足できる生き物なのである。
およよよ?どうやって動かすの?と、大きすぎる船を前に、立ち尽くした。あはは。今までだったらやっぱり無理無理、と怯んで、今いろいろ大変だしさ、またいつか向き合える時がくるさ、なーんて、その船を置いてピューンと逃げていたと思う。
でも今は違う。この船を動かすのは自分しかいないことを知っている。自分が動かさなければ、何も動かない。何も変わらない。夢は語るものではなく、体現するものだ。
だから、小さな一歩を積み重ねる。最終的にその目的地に辿り着けるかどうかは重要じゃない。その目標を掲げながらできることを1つずつ重ねていく。
いま現在、資格とります!みたいな、わかりやすく、直接的に、その目標に向かって進んでいるわけではないから、不安が手にくっついたシールのようにまとわりついては離れない。非常に不快である。何よりまたその船を置いて逃げるんじゃないかという自分への不信が止まらない。あはは。
でもね、べつに最終的に”わかりやすい”何かを成し遂げなくたって、心に抱いたことを大切に前に進めているのなら人生それでいいじゃないか、いや、それがいいじゃないか。
そんなことを死ぬほど自分に言い聞かせながら生きている今日このごろである。今日1日、ありたい自分であれたか?そういう1日を積み重ねていきましょう。
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