Life of T

アメリカ・ボストンでの生活のこと


子育て日記「息子がクループ症候群になった」

息子の様子がいつもと違う。離れると泣く。下痢をする。咳をした後の唾にほんの少し血が混じっていた気がする。気がする。ミルクや離乳食がいつもほど進まない。でも寝るまでには最低限のミルクは飲んだし、夫帰宅時にはいつものように大はしゃぎだったし、気にしすぎか、と思った。離れたがらなかったのは、下痢のおむつに気が付かず、お尻がすごい荒れちゃったせいだよねとか、唾の中の血は単に口の中が切れちゃったりしただけだよねとか、怖いから、何もない方向で自分を納得させていた。

そうしたら就寝後、何度も起きて泣くのである。泣き方が異常なので抱き上げると、ゼーゼー呼吸をして、ゴンゴン咳をして、最後にゲフォォと特大ゲップをかます。そしてまた眠りにつく。最初はゲップしたかっただけかな、と思っていたのだが、何度も繰り返すうちに、やっぱり何か違ぞと夕方までの違和感が確信に変わった。最近の夫婦の日々の楽しみとなっている平成の人気ドラマ「やまとなでしこ」の最終回を中断し、病院に電話した。

最初、30分から2時間後に折り返すと言われ、そのままわかった、と切ったのだが、冷静に2時間は待てない(その時点で夜の11時)と2回目の催促をしたら、同じことを言われて、はあ、とプチ絶望していたら意外とすぐにかかってきた。呼吸が苦しそうであること、特大ゲップをかますことを、撮影したビデオの音を使って説明した。

「とにかく加湿をすること。加湿器を使ったり、あとは温かいシャワーを流したまま20分くらい浴室にいるといい。それで様子を見て眠ることができたら明日の朝、検診の予約を入れてみて。今日は眠るとき、隣にいたほうがいいと思う。」とのことであった。アメリカは川の字寝断固反対派で、夜中に泣いて自分のベットに息子を引き入れるときいつもすこし罪悪感を感じさせられるのだが、今日は思い切って息子と眠ることができると少しうれしく思った。あはは。そしてシャワー保湿法を済ませ、無事に眠りについた。

次の日の朝、熱が出ていたので、病院の予約を入れた。元気ではあるが、離れると泣くのでやはり何かおかしいのだろう。もうこの違和感と戦うことに疲れたのでお医者さんにすがった。

診察の結果、あのゼーゼーが肺からではなく、のどからであることがわかった。(ゼーゼーの出どころにも種類あるんだと驚く)クループ症候群だという。犬が吠えるように咳をしたり息を吸うときにヒューヒューするのが特徴で、前夜の咳や呼吸を思い出しては大きく頷いた。大人が罹患すると声が出なくなるやつ、らしい。

流れでそういえば私も調子悪いんだけど同じかな?と聞いたら、そうだと思う、と言われた。ははーん、午前中、床から身体が離れなかったわけだ。そんな体調で米袋相当の重さの息子を抱っこするのきつすぎて、こちらも何かおかしいと思っていたところだった。

一度摂取すれば3日間効くという薬を飲ませ、診察が終了した。そっか、ずっと喉が痛かったんだね、痰がでて怖かったんだね、かわいちょーに。心配ではあるがほっとした、というのが正直な気持ちである。原因が分かったことはもちろんだが、ここ数週間ほど、気力が激減していた。たとえば息子が寝ている間に、色々済ませたいのに体が動かない。その結果、やりたかったのにできないことが溜まりどんどんと疲弊する、その悪循環だった。数ヶ月前はできていたことが何で?とクセで落ち込んでしまう。でも、数ヶ月前とは息子の活動量も体重も認知力も違う。わたしを取り巻く状況が変わっている。

息子の体調不良が生活スタイルの見直しをリマインドしてくれたということで。今日明日くらいは一旦リセットして、また気を新たに日々を楽しみたいネ。自分の感覚を信じて病院に行く大切さを経験できたのも今回の収穫です。



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