Perfection is an enemy. 夫がよく呪文のように唱えている。論文で行き詰まっている時に尊敬する教授から言われた言葉らしい。
子育てにおいても完璧主義は天敵である。と思う。自分は完璧主義ですドヤァ、と言えるほど、物事を徹底的に漏れなくこなすタイプではないのだけれど、それでも自分なりの10ができないと0、つまり無かったことにしてしまう傾向がある。あはは。生焼けの完璧主義なのである。
例えば、動き回る息子の安全対策にコーナーガードをつけるとき。機敏に動き回るようになった息子を前に、なる早でガードしなきゃなのに、どこにつけるかを洗い出さないとな、と何日か寝かせた。離乳食に関しては、今は1日2回、糖質・タンパク質・ミネラルビタミンを全て網羅できるような献立がベストである。それをクリアできないと、今日はもう仕方ない、と離乳食ぬきになってしまう。息子へ話しかけるのも、ちゃんとした日本語を話さないと!と謎に自分にプレッシャーをかけ、結果、ただでさえ重い口がなかなか開かない。
全てのことにおいて、0になるくらいだったら3でも5でも8でも、あったほうがいいに決まっている。0にするのは、10できなかった自分に向き合いたくないだけである。息子のためではなく自分のためなのである。だから、最近、10じゃなくても、0にしない練習をしている。
とりあえず、危ないと気がつく度にコーナーガードをつけ、1種類だとしても前日とメニューが同じだったとしても離乳食を食べてもらうことを優先し、青色だねあおあおあお、と息子の目の前にあるおもちゃの色を連呼するだけでも言葉を発する。クオリティはあまり考えず、パッパッパとやる。そうやって入力と出力を繰り返すうちに自分のキャパシティも増えて、結果、パッパッパと質の高いことができるんじゃないかなとかね。
何をもって完璧と考えるかを再考するべし。徹底的にパッパッパ。今日の日記もパッパッパ。
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