我が家のご飯を作る余裕がない日のメニューの1つがドライカレーである。母から受け継いだラクウマごはんである。隔週に一度、スタメンレベルで登場する。牛ひき肉をにんにくとしょうがで炒めて、ミックスベジタブルとレーズンをぶっこみ、ケチャップとウスターソース、カレー粉と砂糖で味付けをして完成である。その日の余裕度合いで、玉ねぎを入れたり、冷凍ではなく生野菜を使ったり、やることを増やすこともある。
次の日にドライカレーを控えたある日、近所のトレジョーで、生ターメリック(和名、ウコン)が光り輝いていた。初めて見た。これが生のターメリックか、とスパイス好きな自分、棚の前で立ち止まり、じッと考える。買いたい。でも、確実に干からびさせる未来が、やめておけ、と言う。そうなのだ、たくさんの食べ物をダメにしてきた自分にはもうたくさんなのである。フードロス削減に1番大切なこと、それは衝動買いしないことなのである。そしてわたしはその未来さんに従い、グッと欲を腹の底に押し込み、その場を去った。だが腹の底の欲は諦めなかった。ブログのネタとして使い切れる未来〜を提示してきたのだった。そしてわたしは滑らかなUターンで生ターメリック売り場へと戻り、それを一袋カートに入れた。


パッケージには、スムージーやカレー、スープやお米に!と買いてある。ならとりあえず、明日のドライカレーに入れてみようじゃないか、と次の日のドライカレーの一工夫がターメリックに決まった。ということで今日は、料理中に気まぐれで撮った写真たちとともに生ターメリックの生態を明らかにしていく。

冗談抜きでパパイヤとしょうがを合わせた香りがする



生ターメリックの姿はもうない




服なら日光に当てればいいけど手はどうすれば
そもそもいつものドライカレーにもターメリックパウダーが入っているので、味はいつものドライカレーとなんら変わりなかった。未知の世界へのワクワクをありがとう、いう感じであった。
さて、問題はここからである。残りのターメリックをどう使うか。きっと答えはここにあるだろうと、インド人の友だちに生ターメリックの使い方を聞いてみた。「生?そうしたらすりおろして乾かさないと。でもそれだと数週間〜1ヶ月くらいかかるでしょ、だからパウダーしかわたしは買わないわ」・・・うそーん。どうやら生ターメリックはマレーシアとかインドネシアの主に東南アジアで使うことが多いらしい。
とりあえずゴールデンミルクならいけるだろうと、ミルクにすりおろしのターメリックとしょうがと胡椒を入れて小鍋で温めてたらなぜかチーズみたいなのできてた。しかも、とんでもなくまずかった。

結局フードロスしたけどチャレンジしたのだからよし。前途多難感満載だけれど、買っちゃったからには、絶対に使い切らないと、ね〜
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