Life of T

アメリカ・ボストンでの生活のこと


お料理日記「フルーツサラダにポメが仲間入りした」

フルーツをサラダに入れるとおしゃれになった気がする。ピーチ、ブルーベリー、オレンジ、りんごなどなど。日本ではフルーツはデザートだと認識して生きてきたけれど、どうやらアメリカではフルーツを野菜だと認識している人も多いようだ。

デザートタイム、つまり息子が寝て、家事もろもろを終え、もう寝るだけとなった時間、に洗い物となるであろうものを出して皮を剥いたりするのがめんどくさく、放置し続けた結果、このままだとせっかく買ったフルーツが腐る!となったときに、棚からフルーツ的な感じで思いもよらずおしゃれ感を味わえるのがこのフルーツサラダである。とかいって。

そしてこのフルーツサラダに新しいフルーツが仲間入りした。Pomegranateである。得体の知れないピンクの物体をスーパーで目にするたびに、ポメ、までしか読んでなかったけれど、パナグラネッテと発音するらしい。

トレジョーのポメたち

友人家族にクリスマスディナーにご招待いただき、そこで出会ってしまった。ケールパナグラネッテサラダ。ケールとポメ、くるみときどきりんごにオリーブオイルやバルサミコ酢、メープルなどの入ったドレッシングのコンビネーションがすばらしい。緑のケールにポメの赤い玉がリースみたいでクリスマスにはぴったりのサラダとなっていた。

早速レシピを共有していただき、作ってみたのである。そしてこのポメの正体を初めて知ることになった。

焼肉のハチノスみたいな膜の中にポメたちはいる きもい

紅色の分厚い皮を剥ぐとそこにはコーン状の赤いポメたちがびっしりとつまっていた。ゾワワッ。このポメたちを潰さないようにポロポロと指で剥がしていくのが結構大変だったァ。めんどくさいっっという気持ちを押し殺して、こういうのが丁寧な暮らしってやつなんだよと自分に言い聞かせた。赤い汁があたりに飛び散るので次回は大きなボウルの中で作業しようと心に誓った。

こんな感じ。ちゃんとくるみをローストして砕いたりもして、手間のかかった贅沢サラダ。肝心のポメのお味は、プチッと弾けて甘酸っぱみが小爆発する感じである。小さくてもちゃんとその食感と甘みで存在感を出してくる。ケールあんまり好きじゃないと、いつも牛乳とともにただ飲み込んでいる夫も、今回はパクパク食べていたので一安心である。

そうそう、そもそもこのパナグラネッテ、日本語ではなんというフルーツなんだ?と思い調べたら、なんとザクロであった。あはは。ザクロってこんなフルーツだったんだ。日々、学びである。あはは。ヨーグルトのトッピングにも良さそうだし、一度ポロポロ作業してしまえば食卓が少し鮮やかになるのでよきね。



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