Life of T

アメリカ・ボストンでの生活のこと


お料理日記「豚汁で母乳の質が変わった」


加工食品は健康に悪い、と言われても。ソーセージ、ベーコン、スパム、ハンバーガー、ドーナツ。大好物ばかりであーる。日々の食事がどう自分の体に影響しているのか、身体の感覚に鈍感なわたしにはわからない。今のところ健康診断でも問題はない。そして結局、気にせず好きなものを好きなだけ食べる生活を続けるのである。

でも気が付いてしまった。母乳が、変わる。(今さら?)ちゃんとバランスの良い食事をすれば水っぽくなって、バランスが崩れると白くてとろっとした感じになる。(わたし調べ)離乳食と和える用の母乳を出して気が付いた。実に面白い。白みとろみは脂質の過剰摂取によるものらしい。夫が最近、小腹がすくとすぐマックマック言うのでそれに付き合ってたせいだ。(そして彼はクオーターパウンダーの大腸菌騒ぎで怯えていた)食生活に対する意識が変わった。毎日、なるべくいろいろな野菜をたくさん食べるようになった。そしてそれにはスープが1番お手軽である。中でも、最近ハマっているのが豚汁である。

豚汁がいつものお味噌汁に、豚を入れるだけでできるなんて、知らなんだ。あの豚汁独特の甘み、これだけで再現できちゃうんだ、とある日感動し、そこからよく作るようになった。しかも夫が忙しい朝にわざわざチンして食べるほど気に入っているモンだから作り甲斐がある。今週は2回も作った。

具は至って普通に、にんじん、大根、牛蒡、ベーコン(←)、たまにこんにゃく。根菜は身体を温めるから冬にピッタリだね。にんじんは最近、オーガニックにして皮を剥くのをやめた。皮付近に栄養がたっぷりあると聞いたカラ。皮があった方が食べ応えもあって意外といい。牛蒡はあくぬきで水につけるのだけど、つけた水がピンクになるのはナンデダローといつも疑問に思いながらそのまま排水口へゴー。豚バラの薄切りはアメリカではスタメンではないので、ベーコンを使うことが多い。(ホールフーズで豚バラの薄切りが200g前後で売ってることがあり、それを買えるとベスト)ベーコンを使うと、予想通り味がスモーキーになる。なのでわたしは辻仁成式で仕上げにバターを入れる。ベーコンのとんがりをまあるくしてくれる。和洋折衷なお味。ちなみに辻仁成氏はこれをトンジールと言って、具材もアスパラとかウイキョウとかフランス式に変えていた。(さすが)

もっさりベーコン

これで次の日には母乳が透き通った健康的な色になる。身体は食べたもので出来ている、と誰かが当たり前のことをいうけれど、こうやって実際に母乳の色が変わると、本当だなぁ、とその言葉が豚汁とともに身体に染み渡るのであった。まあ、ベーコン、入ってるんだけどね。




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