最近、気がついたことがある。疲れがたまると、夫に息を吐くように嫌味を言ってしまう。あはは。夫「腰が痛い」私「なんで?」夫「眠い」私「なんで?」なんでもなにも、夜泣き対応してなくたって真面目に働いているんだから、そりゃあ眠くもなる。(夫の場合、第二言語で働いているからなおさらである)帰れば休む間もなく息子と遊び、腰も痛くなるだろう。自分が疲れていると想像力を欠き、わたしの方が、わたしの方が、という気持ちがポコポコと湧き上がってくる。そして言ったあとの夫の顔を見て、あ、ヤッチャッタと反省する。
「ちょっと休む時間が欲しい。」休むということは、いつだって勇気がいる。疲れていると言い訳して色々なことを先延ばしにできなくなるからである(←)でも、このままだと夫に優しくなれないし、息子のお世話にも支障が出る。家庭内不和が生じればより体力を消耗する。だから、意を決して頼んでみた。そうしたら、快く夫が息子を連れて友だちに会いに行き、1人時間を作ってくれた。
問題はここからである。待望のME TIME、やりたいことが溢れ出てくる。スコーン作りたい。塩麹仕込みたい。ジム行きたい・・・でも忘れてはいけない、体力回復をしなければならないことを。時間を作ってもらってまだ疲れています、なんて言えやしない。この与えられた数時間で徹底的に休まねば色々な意味で我は終わる。ただ、徹底的に休むこと、これが意外と難しい。
まず出掛けの夫に「あえて他のこと、何もしないからね」宣言をすることから始めた。家事などはNG、自分だけのために時間を使う。そしてSNSを見ない、と決めた。ダラダラとSNSを見て過ごしてしまっては自己嫌悪に陥るだけだからだ。そして夫が出かけるなりスタコラッと着替えてベットイン。眠る ー これはわたしの休息には絶対に欠かせない最優先事項である。フウっと目を閉じる。がしかし絶対に眠らなきゃいけないというプレッシャーのせいで、なかなか寝付けない。仕方ないと、Kindleで真面目な本を読むことにした。うつらうつら、読むというよりただ画面を眺めるだけになったところで、よしきたぞとKindleを閉じたが、なんか暑い、なんか眩しい、でも寝ないといけないんだとぼんやり考え事が頭に浮かんだまま、結局深い眠りには至らなかった。そして目にギュッと力を入れまくっている自分に気がつき、こんなに無理やり寝ようとして休息になるのか?と疑問を持ち始め、結局、起きることにした。あはは。
それなら次は、お風呂でしょう。幸い、アメリカでも今のアパートは浴槽が広いので(浅いことに変わりはないが)、それなりにバスタイムを楽しむことができる。義母に3年前に譲っていただいたものの勿体なくてなかなか使えないAroma Theraphy Associatesの高級バスオイルを躊躇なくサァッと浴槽に入れる。選ばれた本日のお香りは、ディ・ストレス・マッスル。フランキンセンスとカモミールとローズマリーとなにかの香りが自然と深い呼吸を誘ってくれる。そして我が家の家宝ウォーターサーバーからの冷たい水と、最近のお気に入りエッセイ「おいしいイギリス」を持ち込み、パーフェクトバスタイムの完成である。



お風呂に入り終わると、だいぶ回復もしてきて徐々に夫と息子がどうしているか気になり始める。順調?とLINEで送ろうとして、やめる。加えてたまった洗濯物も気になり始める。でも、やめる。今、この時間は自分のこと以外は考えないと決めたカラァー。(突然ペ・ヨンジュン)でも多分、そろそろ帰ってくるだろうな、とハーブティーで締めに入る。

おいしいイギリスも読み終わりほっこりしたところで、夫と息子が帰ってきた。夫は疲労で顔面蒼白になっていたが、おかげさまで心の底からありがとうと言えたのであった。
余談、11月の1つの目標がApple WatchのFitnessの赤いリングを全閉じすることだったのだが、この日は夜の寝る直前まで粘りに粘って時計を装着し続けたが、ついに閉じず。無念!しかし目的を見誤ってはならない。健康でいること、そのために必要な休息だったと胸を張って言おう。

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