名前を覚えること ー 意外にコミュニケーションで大切なことランキング1位ではないだろうか。名前を覚えてもらっていると、なんだかうれしい。自分がそこにいる意味がある気がする。自分の名前を覚えようと努力してくれたんだなとホクホクする。海外なら尚更である。名前と顔のデータ数の少ない異国の名前を覚えることほど難しいことはない。
わたしもそのホクホクをアナタにと、初対面の人にはタイミングを見計らって「お名前は?」と積極的に聞くようにしている。がしかし現実は、その方のお名前は数秒後にはるか彼方へサヨウナラである。聞いたくせに覚えていない(覚えられない)という、ホクホクどころかガッカリを振り撒いてばかりいる。
そして思いついてしまった、自分史上最強の名前の覚え方を!パンパカパーン。やり方は簡単である。名前を聞いたら、瞬時に知っている同じ名前の有名人を思い浮かべてしまえばいいだけである。「I’m Ben」ベン・アフレック!「I’m Cyrus」マイリー・サイラス!「I’m Megan」メーガン妃!「Laura」ローラアシュレイ!「Michael」マイケル・ムーア!という感じで。
着想はボストンローガン空港の駐車場から得た。ローガン空港の駐車場は各階にボストンにゆかりのあるテーマが設定してあって、そのおかげで何階に停めたかを簡単に覚えられるのである。そのテーマはFenway ParkとかSwan BoatとかBoston MarathonとかPaul Revereとか、ボストンに住んでいる人ならわかる「何か」になっている。1階とか2階とかの数字はただの数字でしかないから、脳に引っかかりにくい。意識しないとスルリと滑り落ちる。でも階にテーマが設定してあれば、それに付随した他の五感情報(イメージとか豆知識とか思い出とか)も想起されて、それが糊の役割となって脳にピタリとひっついてくれる。例えば、停めた階がPaul Revereだったら、ポールリビアね、独立戦争でイギリス軍がくるぞー!ってボストン人に馬に乗って知らせた人だったよなたしか、とか、なんかよく聞くけど誰だソイツとか、何かしら考える。そしてその一連の考えごとがあとで階数を思い出す時に役に立つという原理である。だから、人の名前もただの文字列として見るのではなく、何か自分の中にある記憶と紐付けちゃえばいいんじゃないかなと!

ある夜、早速夫に、いいこと思いついちゃったんだけどさ、と共有してみた。そうしたら夫「僕の場合は、その方法だと、エド(シーラン)とテイラー(スウィフト)と、ジェームス(ブラント)さんにしか適用できないや」・・・(´・_・`) 有名人に限らずオリヴィアならオリーブ、とかなんでも何か別のイメージを名前にくっつけてみると効果があると思うのだけどどうでしょうか。
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