久しぶりに朝、目覚めたくない病になった。そういう日に限って息子は朝の6時にキャッキャと目覚めなさる。しんどォ、ととりあえず息子の横に横たわり背中をトントンしたり、そうだね〜と相槌をうち、一通り近くにいるよアピールを行った後、そのまま二度寝をした。
Baby Play Group初参加の日だったのである。遊びに行くんでしょ、大したことないじゃん。ね、わたしもそう思う。でも、安全なお家だーいすきなわたしにとっては、行ったことのない場所へ、誰がいるかも、何をするかもわからないイベントに参加することはそれだけで非常にストレスフルなのである。そのため朝から眠たくて仕方ないし、胃がキリリと痛んだ。
それでも行くと決めたんだ、コミュニティ新規開拓、やるんだろう?と自分に言い聞かせる。でも、そういうことを考えていると、気の合う人はいるだろうか、とか、何話したらいいかな、とか、心が重くなってどんどん嫌になる。だから今日はとにかく足を運ぶだけでも自分を褒めてあげるんだと、かなりハードルを下げて、アパートから足を踏み出すことに成功した。
目的地は行ったことのない公園。方向音痴なりに頭の中でシミュレーションして向かったはずが、どんどんとマップの導きから現在地が離れていく。このまま迷って間に合わない、みたいにならないかな、と新しいことへ臆病な自分がたびたび顔を出してきた。


そんな自分を大丈夫大丈夫、となだめながら、45分のウォーキングの末、なんとか公園にたどり着いた。ふうと深呼吸して、今日はただそこにいるだけで100点ですと言い聞かせてから、それらしきグループに合流した。「ハーイ、タカオ」名前、違う笑 でもまだ自己紹介していないのに、だいたい合っている。事前にちゃんと誰がくるか把握されているんだな、と感心した。
好きな場所にレジャーシートを敷く。このために買ったかわいいデザインMidnight Poppyのシートに少し心が躍る。それから、自分の名前と子供の名前を歌に合わせて紹介したあと(早速プレイグループっぽい)、夏の思い出を1人ずつ共有することになった。

なんかあったっけ?!と鈍い頭を高速回転させる。他の人は家族が来てくれたとか、ただひたすら歩いた、とか話していた。1人、おじがオリンピックに出てたから応援にパリに行ったという方がいた。おおお〜、掴み抜群でうらやましい。そして、わたしの番になった。みんなの前で英語で話すのはまだ少し緊張するけど、こういうのは小学生の作文レベルでなんとかなる。「夫の育休終わりにメイン州のポートランドに旅行に行った。」そしてここでプォオオオーンと列車の音が聞こえた。なんというタイミング。それでも、めげずに話し続けた。「家族3人での初めての旅行だった。シーフードが美味しかった。」・・・先生「Next」ええっ!先生、あの列車の音に気を取られていたもんね。わたしの声低いし、小さいもんね。しょうがないよね。人の答えたことに反応するのって難しいよね、わかるわかる。先生がコメントしなかったのは、わたしの時だけだった。
アイスブレイクが終わり(わたしにとってはアイス”クリエイト”であったが)、水遊びをした。色々なモノに触れさせることで感覚を磨いていくとのこと。トレーに水を入れて、息子の足や手でチョンチョンと触ったり、逆にスポンジに水を含ませて息子の足や手に垂らしたり。途中、スタッフの方が来たので、さあ息子よ、いつものあのとびきりの笑顔を見せてやってくれィと期待をこめて足を水の入ったトレーに入れたが、全くの無反応だった。ヒーイズハングリー、と言い訳しておいた。水遊びというと、お風呂とかプールを思い浮かべるけど、こういうコンパクトな遊び方もあるのね、と勉強になった。
その後はシングアロングで、有名な子ども向けの歌、Wheels on the busとかHead, Shoulders, Knees and ToesとかTwincle Twincke Little Starなどを歌った。日本人のスタッフの方がいて(心強し)、数曲前に出てリードしていた。少し緊張している様子から、きっと色々な苦労や葛藤を経て、この活動をしようと思ったんだろうなあと勝手に想像し、勝手に勇気をもらった。ちなみに英語の歌、全く口が動かなかったのでお家でコソ練しようと思う。
往復1時間の移動にプレイグループ1時間15分、やりきったァ。12月までの期間限定だが、無欠席で、月曜日のルーティンにすることが目標である。ヘトヘトな中、ちゃんと夜ご飯作った自分もえらい。今日も1日、おつかれさまでした。

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