ディアマンクッキーとは何か、知っているだろうか。あの、砂糖が周りについたまあるいクッキーのことである。(知らなかったァ)ディアマンはフランス語でダイアモンドという意味で、周りについた砂糖をダイアモンドに見立てた名前らしい。(ステキ)

ある有り難いご縁で日本で活躍されるパティシエの方から、そのディアマンクッキーの作り方を学ぶ機会があったのである。夫に息子を預け、お料理教室ウキウキィ♩なノリで行ったのが大間違いだった。そこはお菓子作りのプロたちの集う、ガチ、のレクチャー会だった。
作り方といえば、材料を混ぜて生地を作って、冷やして、丸い棒状にして、冷やして、切って、砂糖をつけて、焼くだけだ。言葉にするのは簡単だけれど、やってみるまでその難しさがわからないやつ、である。先生は一工程ごとに、メモを取る手が追いつかないほど、たくさんのコツを教えてくれた。
四角く板状に冷やしたクッキー生地を丸い棒状にするところで、「はいじゃあ皆さんにやってみてもらいましょう」となった。ゲゲゲ。円柱なんて粘土とかで作ったことあるし〜なんて思うじゃん。それが、そんな子供のお遊びごとでは全くない。どこを切っても綺麗な丸ができるように円柱を作ったこと、ありますか。しかも、生地が溶けてしまうから、ベタベタコネコネさわってはいけないという制約のもとで。
プロの厳しい目線を勝手に感じ、体がどんどんとこわばっていく。(練習なのにね)平たい生地の面を台に垂直にして上から潰す。また面を垂直にして潰す。ある程度立方体の形になったら目指すは円柱形にむけて転がし始める。すると、「あ、ここにシワできてるよ」と助言をいただく。そこから、「シワができないように」「生地がとけないように」「無駄に転がさない」「楕円形にならないように」「一部分だけが細くならないように」でも「とけないように」でも「丸く、均等に」でも、でも、でも・・・脳内をあらゆるDon’tが駆け巡る。触れば、どんどん歪になり、そして焦って転がすと、無駄に転がしちゃダメ!となり、パニック〜。もう、わ、わからないです、と、プシューと完全にお手上げ状態になり、途中で先生にバトンタッチしてしまった。(そんな人他にいない)たはは。
求められるは器用な手先、そして見た目や食感への徹底的なこだわり。もうお菓子作り向いてないわ、と軽く挫折感を味わい、数日間落ち込んだ。笑 そしてようやく、練習あるのみですね、といつもの調子に戻り作ったディアマンクッキーが、こちら。

・・・挑戦の始まりって感じでいいじゃん?(苦笑)まずは、何も気にしないで作るとどういうことになるかっていうのをね、把握しておかないとだったからさ(言い訳)綺麗な円形で、割れ目のないディアマンクッキーを作れるまでにどのくらいかかるのだろう(遠い目)次は、生地を円柱にするところで、扱いやすい大きさに分けることと、円柱を切り分けていくところで下のまな板部分が平らにならないようにどうしたらいいのかちゃんと調査してから挑みたい。改善ばっかりでたのしいね!
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